ドンデコルテはウケる要素「声の張り」「つかみ」「テンポ」をかね備えた“初物”
話のテンポもいい。テンポはそれぞれのコンビの特徴ですから、言葉さえ聞き取れれば構わないのですが、ドンデコルテのテンポは年齢に関係なく聞き取りやすい。やはり万人をとらえられるというのは、全国ネットのテレビで起用しやすいという強みにもなります。
おのおののワードセンス、セリフも秀逸。ネタ作りを担当しているボケの渡辺君が「趣味が読書」ということなので、彼の語彙力が秀逸なセリフ選びに大きく寄与しているのだと思います。
2人の声の緩急も絶妙。M-1決勝戦の最後では、渡辺君は動き回っていても決して小橋君と離れすぎない。授業では「演じる舞台の大きさを知った上で動きを考えなさい」といつも言っていますが、スペースもしっかり頭に入っている。手を挙げたり握りしめたりの細かい所作も完璧。
ものすごい練習をしてきているはずですが、それをも感じさせない自然なやりとりで、どれをとっても完成度の高い漫才でした。どんな舞台でもこの完成度を落とさずに精進すれば一段と面白くなること間違いなし! 今年のM-1も大いに期待しています。



















