48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード
映画「同棲時代」のヌードポスターが盗まれ、社会現象に
テレビの「ヤング720」の司会などで芸能活動を始め、16歳の時にジュリアーノ・ジェンマさんの取材でイタリアへ。取材後、スタッフの方と食事をしていたら、イタリア人のレコード会社の社長さんが近づいてきて「君、かわいいね。あなたをイタリアで売り出したい。まずベネチア音楽祭に出てほしい」といきなり言われて。それから日本とローマを行き来しながらイタリア語も勉強してレコーディング。イタリアでデビューしてベネチアでは超ミニスカートをはいて歌いました。「ヨーロッパで売り出したいから永住してほしい」と言われたのですが、お断りさせていただきました。日本でも売り出し中でしたから(笑)。
裕次郎さんの映画の他にも映画やミュージカルの舞台で大忙しになり、22歳の時に映画「同棲時代-今日子と次郎-」に出演。私のヌードの映画ポスターが盗まれるほどで、「同棲」が社会現象になって。デビュー60周年なので、最近、昔の仕事のリストを作ったのですが、それを見て「こんなにたくさん仕事してたんだ!」と思っちゃいました。
■「水戸黄門」の入浴シーンは204回!ギネスブックに申請中!
そして「水戸黄門」です。時代劇の最初はテレビ版「座頭市」にゲストでした。次に「江戸を斬る」に出たところ、「水戸黄門」から引き抜かれました(笑)。「今までにない女忍者のキャラクターなので、自分で動きやすい衣装を考えていいよ」とプロデューサーが言ってくださり、「バレエのタイツをはいて、着物も動きやすいように切って短くして新しい忍者のスタイルにしよう」と考え、私のデザインを東京の洋服屋さんに作ってもらって、あの形が完成しました。足元もブーツにしてファスナーは見えないように作ってもらって。
オンエアされたら話題になりましたね。今も覚えてますけど、スタジオに私の忍者ソックリの格好した小さい子供を連れたお母さんが見学にいらしたんです。衣装はお母さんが手作りしたらしく、私はすごくうれしかったですね! そこから25年ほどレギュラー出演しました。
入浴シーンが増えたきっかけはある深夜バラエティーで、「由美かおるの入浴シーンは何時何分か」というクイズが出題されたこと。それを見たプロデューサーが「そんなに話題になっているなら」とひらめき、私に「悪いね、由美ちゃん、頻繁に入ってくれる?」と言ってきました。ヒノキのお風呂や岩風呂などいろんなパターンのお風呂に入り、トータルでは入浴シーンはこれまで204回かな。「一つのドラマでの入浴シーンを204回」をギネスブックに申請しています。ブリジット・バルドーさんでもそんなには入っていないでしょうから(笑)。
これからの目標はシニアのアイドルになることです。久しぶりに歌も再開して映画の主題歌を出しました。それから私が長年実践している呼吸法「由美コア・ブリージング」を広めるためにいろんな場所に出かけています。これが楽しくて!
健康とプロポーションを保ちたい方には、どなたにでもお伝えしたいですね。
(聞き手=松野大介)
▽本名・西辻由美子(にしつじ・ゆみこ) 1950年11月、京都府生まれ。「夜のバラを消せ」(66年)で映画デビュー。映画「しなの川」「火の鳥」、テレビドラマ「日本沈没」「ゆうひが丘の総理大臣」「水戸黄門」など多数。映画「小春日和~Indian Summer~」が公開中。映画の主題歌「とまり木」(CD)も絶賛発売中。



















