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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ルイボスティー】ストレス軽減や血糖値抑制効果が期待できる…夜に飲みたい

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 ルイボスティーは、南アフリカ原産のマメ科の植物、アスパラサス・リネアリスの葉を使用して作られるお茶です。その起源は古く、先住民であるコイサン族が伝統的に薬草茶として利用していたとされています。その後、20世紀初頭にヨーロッパ人によって商業化され、次第に世界中で人気を博すようになったそうです。

 ルイボスティーの名前はオランダ語で「赤い茂み」を意味します。発酵工程で赤みを帯びた茶葉の色合いに由来しているのですね。

 ルイボスティーの健康効果に関する研究は多岐にわたりますが、特に注目されているのはその抗酸化作用! アスパラチンやノトファジンなどの特有なフラボノイドが含まれていて、これらが体を酸化させる原因(活性酸素)の抑制に関係していることがわかっています。

 順天堂大学医学部の研究では、生後7週のラットにルイボスティーを投与したところ、活性酸素抑制酵素(SOD)の値が有意に高くなり、尿中の酸化ストレスマーカー(8-OHdG)の低下も確認されました。

 また、広島工業大学の研究では、ルイボスティーを1.5リットル飲用した後に3時間の運動を行った結果、運動時に発生する活性酸素が抑制されたと報告されています。

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