街灯、看板が犯人を呼び寄せる…「防犯の常識」は実は逆効果

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 札幌市の9歳女児や相模原市の11歳女児など、子供が連れ去られる事件が後を絶たない。女性を狙った痴漢や性犯罪もなかなか減らないが、「犯罪は予測できる」の著者で立正大教授の小宮信夫氏(犯罪学)は興味深い指摘をしている。防犯のために善かれと思ってやっていることが実は、逆効果のことが多いというのだ。

■犯人を呼び寄せる街灯

 例えば06年に川崎市で発生した女性刺殺事件では、周辺に暗い道路があったのに、71基の蛍光灯がともるトンネル内で事件は起こった。

「暗ければ、顔立ちや体格が好みに合うかどうかを確認できないし、犯行後の逃走も難しい。犯人が選ぶのは、ターゲットを確認できる明るい場所なのです。そのため、『あそこは危ないから』と街灯をつけるのは逆効果。わざわざ犯行しやすくしてやっているようなものだし、『本来は危ない場所なんだ』という通行人の警戒心も緩めてしまいます」(小宮氏)

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