日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

地道な改良こそ「大きな大きな焼きおにぎり」人気の秘訣

 ニッスイ(日本水産)の「大きな大きな焼きおにぎり」は、家庭用冷凍焼きおにぎりのパイオニアだ。食べ応えはもとより、中までしょうゆ味がしみ込んだ焼きおにぎりはおいしさでも高評価。圧倒的な強さで市場をリードしている。

 前身は「COOK FOR ME焼きおにぎり」。ニッスイが家庭用冷凍食品初となる焼きおにぎりを発売したのは1989年のことだ。

「当時、冷凍食品といえば弁当用の総菜を基本としながら、業界全体として米飯やめんを含むスナック(軽食)にも力を入れ始めていたころ。主流はピラフやチャーハンだったが、競合が多くトップをとるのは難しいと判断。そこで着目したのが焼きおにぎりだった」(家庭用食品部冷凍食品課の権田友和氏)

 独自性を出すため、まず炊いた白飯にしょうゆで軽く味付けしたうえで整形。そして表面にさらにしょうゆを塗って焼く設計に。大きさは70グラム(8個入り)。当時のコンビニおにぎりを参考にしたという。浸透はゆっくりだったが、1個単位で加熱できるので小腹満たしに最適。食器不用の手軽さも支持され、やがて人気は定着する。そこで94年、名前も新たにリニューアル。「大きな大きな焼きおにぎり」の登場だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事