オンリーワン戦略とCM人気で急伸 「龍角散」の復活劇

公開日: 更新日:

 せきやたん、声がれ、のどの不快感をやわらげる家庭薬「龍角散」(第3類医薬品)に注目だ。根強いファンをもつ微粉末のオリジナルはそのままに、新たな主力となった顆粒タイプの「龍角散ダイレクトスティック」が新規ユーザーを獲得し快進撃を続けている。

「龍角散」は秋田藩の家伝薬が原点。江戸末期にその名が付けられ、1871年の創業と同時に一般発売を開始した。テレビ黎明期からCMを展開し「ゴホン!といえば龍角散」を訴求。1964年には社名も株式会社龍角散となり、右肩上がりの成長を続けた。

 ところが70年代に入ると一転。74年をピークに売り上げは減少の一途となる。現社長・藤井隆太氏が就任した95年当時、同社の負債は40億円。年間売り上げとほぼ同額で、まさに倒産の危機だった。原因を探ってみると売り方が時代のニーズとずれていることに気づく。そこで打ち出したのがオンリーワン戦略だ。風邪薬の代替品ではなく、「のどを守る」という絶対的な役割をもつのが龍角散ブランド。そのコンセプトでマーケティングに着手する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メジャー野球もチクリと イチロー引退会見で露呈した本音

  2. 2

    竹田JOC会長が仏当局の聴取に「黒塗り」報告書提出のア然

  3. 3

    新元号の有力候補やはり「安」が? すでに皇太子に提示か

  4. 4

    事実上のクビ…イチロー現役引退の裏にマリナーズとの暗闘

  5. 5

    有村架純「ひよっこ」は「サザエさん」「渡鬼」になれるか

  6. 6

    10連休GWの小遣い稼ぎに「3月高配当」21銘柄いまから狙う

  7. 7

    MC復帰でバッシングも想定内? 河野景子の“したたか”戦略

  8. 8

    AKBグループを蝕む“大企業病” 運営側グタグタ会見で露呈

  9. 9

    作家・吉川潮氏が分析 イチロー引退会見で感じた“不快感”

  10. 10

    「おおらかにやりたいが…」元“満塁男”駒田徳広さんの葛藤

もっと見る