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全長1000km 東電管内に埋まるのは経年劣化の“火薬庫”だ

 すぐ“次”があるかもしれない。霞が関の官庁街など都心で最大59万軒の大規模停電を引き起こした埼玉県新座市の送電線火災。敷設から約35年経過した「OFケーブル」と呼ばれる電線から出火した。原因は経年劣化による漏電とみられる。

 東京電力によると、出火元となったOFケーブルは、管内の地中に総延長約1500キロが埋まっているが、そのうち3分の2の1000キロが敷設から35年以上経っているというから、勘弁してくれよ、だ。

「OFケーブルは電線の外側に油紙(絶縁紙)を何重にも巻いて、漏電を防ぐ構造になっている。大容量の電気を安定供給するために、高度経済成長期に急速に普及した基幹ケーブルです。当初は劣化は緩やかだとみられていましたが、さすがに30年、40年が経ち、最近は経年による絶縁性能の劣化を指摘する専門家も複数いた。劣化によるトラブルも、実際に何件か確認されていたらしい。起こるべくして起こった火災とみる向きもあります」(電力業界関係者)

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