著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

吉良上野介は憎まれ続ける恐怖政治の犠牲者だ

公開日: 更新日:
イラスト・満留夕貴

 日本人が一番好きな仇討ち話といえば、ご存じ、「忠臣蔵」――。元禄14(1701)年3月、赤穂藩主・浅野内匠頭が江戸城松の廊下で、高家筆頭の吉良上野介に斬り付け、翌15年12月に大石内蔵助ら家臣が、吉良邸に討ち入りを仕かけた実話です。上野介は首を刎ねられ、「赤穂事件」とも呼ばれま… 

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【連載】日本史再見 英雄になれなかった男

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