【お手軽ローストビーフ】リーズナブルに肉を頬張る快感

公開日:  更新日:

鉄板焼 北風(北海道・函館市)

 ローストビーフというと火入れが難しそうだが、さにあらず。文字通り“お手軽”だ。

「レシピには最初の工程で30分くらい置く、とありますが、一日寝かせてあげるとより味が染み込みます。要するに放っておけばいいんです。一度作って冷蔵庫に入れておけば5日間ぐらいは保存が利いて長く楽しめますよ」

 酒にお金をかけたい飲んべえにとっては価格は大事なファクターだが、その点も安心だ。

「お肉はこぢんまりしたものよりも大きめのブロックがいいのですが、あまり高級なものよりも赤身が多い方がジューシーに仕上がります。アメリカやオーストラリアの牛肉でも十分おいしいですよ」

 そして何よりも肝心なのが、後片付けが楽なこと。

「やろうと思えばフライパンひとつで作れます。揚げ物などに比べて洗い物が極端に少ないので、飲む時間がたくさん取れるのでは(笑い)」

 簡単でも見た目と味は専門店に負けず劣らず。ニンニクのしっかりとした香りとジューシーな肉汁で、いくらでも酒が進んでいく。

《材料》
・牛うちもも

 (400グラム程度)
・ニンニク 3片
・塩 適量
・コショウ 適量

●味付けダレ
・玉ねぎスライス 2分の1個
・醤油 1/3カップ
・ウスターソース 1/3カップ
・赤ワイン 1/3カップ
・酢 大さじ1
《レシピ》

(1)肉全体に塩・コショウをした後、すりおろしたニンニク(チューブも可)を肉全体に塗る感じでつける(つけたら30分以上置く)。

(2)肉の表面を軽く焼き、そのまま味付けダレを半分入れて染み込むように竹串などで肉全面を刺し、約3分ぐらいしてからもう一度焼く。

(3)肉だけ別の容器に移し、残っている味付けダレを沸騰させて、肉の容器に入れて「ふた」か「ラップ」をして蒸す。30分ぐらい蒸したら完成。

今日の達人 荒谷利幸さん

▽あらや・としゆき
 ホテルマンとしてレストランのホール、宴会場の担当などを経るうちに料理に興味を抱き、21歳のときに札幌の有名鉄板焼き店に飛び込む。16年間の修業の後、現在の店に立ち上げ時にスカウトされる。炎が大きく立ち上るフランベはもとより、カービングフォーク、ナイフのみでエビの殻をむく妙技は一見の価値ありだ。

▼鉄板焼 北風
 道南最大級のショットバーであるラウンジ&バー北風に併設される形で2013年に創業。格式高い雰囲気ながらもリーズナブルな価格で肉類はもちろん、地元北海道産中心の新鮮な魚介類を目の前の鉄板で豪快に焼き上げる。常連客に加え、海外からの予約もあり連日賑わっている。年中無休。
北海道函館市本町8―20 みつわビル5F ℡0138・83・2325

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