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【函館風スパイシーチキン】胸肉なのに中身はしっとり

鉄板焼 北風(北海道・函館市)

 安くてうまいのはおつまみの絶対条件。それを存分に満たしているのが、このレシピだ。

「胸肉は鶏肉の中でも一番安いと言ってもいいでしょう。でも、やり方次第でおいしくて立派なおつまみになります。もも肉などに比べてヘルシーなのもいいんじゃないでしょうか」

 揚げ物というとちょっと腰が引けるご仁がいるかもしれないが、心配は無用だ。

「深い鍋に大量の油で調理するものと考えがちですが、このレシピは大丈夫。油にお肉がつかるぐらいの少量で十分。時間もあまりかかりませんよ」

 仕上がりは胸肉特有のパサパサ感はゼロで中身はしっとり。函館の某有名ファストフードのハンバーガーを参考にした甘辛いソースも手伝ってビール、ハイボールなどの炭酸系のお酒がどんどん進むこと間違いなしだ。

「下ごしらえだけしておけば、ジップロックなどに入れて冷凍保存も利くレシピです。常備しておいたら便利だと思いますよ」

 思いついたらサッと作って皿に盛るだけ。すぐに至福の時間がやってくる。

《材料》
・鶏胸肉 1枚
・片栗粉       適量
・ごま        適量

●タレ

・酒       大さじ1
・醤油      小さじ1
・おろしにんにく   適量
・おろししょうが   適量
・粗びき黒コショウ 適量

・みりん
・しょうゆ   各大さじ3
《レシピ》

(1)鶏肉の皮、余分な脂を取ったら、Aに20分くらい漬ける(このときによく揉み、味を染み込ませる)。
(2)漬けた汁を軽くふき取り、鶏肉に片栗粉、ごまをまぶす。
(3)油で揚げる(180~200度できつね色になるくらい)。
(4)揚がったら、油を切りフライパンに移してBを絡めながら焼き、仕上げに粗びき黒コショウを振って出来上がり。

今日の達人 荒谷利幸さん

▽あらや・としゆき
 ホテルマンとしてレストランのホール、宴会場の担当などを経るうちに料理に興味を抱き、21歳のときに札幌の有名鉄板焼き店に飛び込む。16年間の修業の後、現在の店に立ち上げ時にスカウトされる。炎が大きく立ち上るフランベはもとより、カービングフォーク、ナイフのみでエビの殻をむく妙技は一見の価値ありだ。

▼鉄板焼 北風
 道南最大級のショットバーであるラウンジ&バー北風に併設される形で2013年に創業。格式高い雰囲気ながらもリーズナブルな価格で肉類はもちろん、地元北海道産中心の新鮮な魚介類を目の前の鉄板で豪快に焼き上げる。常連客に加え、海外からの予約もあり連日賑わっている。年中無休。
北海道函館市本町8―20 みつわビル5F ℡0138・83・2325

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