【パプリカと胡瓜の彩りナムル】調理時間10分の簡単レシピ
鉄板焼 北風(北海道・函館市)
もともとお店で「ピーマンと胡瓜(キュウリ)のナムル」として出されていたメニューをバージョンアップしたものだ。
「お客さまには好評だったのですが、自分的には“緑が多過ぎるな”と(苦笑い)。なので、パプリカを採用しました。地味だった感じが、一気に鮮やかになりましたし、何よりもピーマン独特のクセがなくなって、より食べやすくなったなと思いますね。特に女性のお客さまが喜んで下さいます」
このレシピで面白いのは“塩昆布”でガラッと性格が変わってしまうところ。
「市販のものでも各社でかなり味付けが違います。量で風合いも変わります。自分に合った仕上がりをカスタマイズするのも楽しいのではないでしょうか」
ごま油とパプリカの甘味が絶妙にマッチ。麦焼酎のロックに最高のパートナーだ。
火を使わない究極の簡単レシピで、調理時間は約10分。突然、女性が来訪したときにでもササッと作って出せば、一目も二目も置かれること間違いなしだ。
《材料》
・パプリカ黄色 2分の1個
・パプリカ赤色 2分の1個
・胡瓜 1本
・塩昆布 大さじ1~2
・塩 ひとつまみ
・顆粒和風ダシ 小さじ2分の1
・ごま油 小さじ2
《レシピ》
(1)材料を食べやすい大きさにカット。
(2)カットした材料に調味料をすべて混ぜ合わせて完成。
※お好みで塩昆布の量を増やして味を調節する。
今日の達人 荒谷利幸さん
▽あらや・としゆき
ホテルマンとしてレストランのホール、宴会場の担当などを経るうちに料理に興味を抱き、21歳のときに札幌の有名鉄板焼き店に飛び込む。16年間の修業の後、現在の店に立ち上げ時にスカウトされる。炎が大きく立ち上るフランベはもとより、カービングフォーク、ナイフのみでエビの殻をむく妙技は一見の価値ありだ。
▼鉄板焼 北風
道南最大級のショットバーであるラウンジ&バー北風に併設される形で2013年に創業。格式高い雰囲気ながらもリーズナブルな価格で肉類はもちろん、地元北海道産中心の新鮮な魚介類を目の前の鉄板で豪快に焼き上げる。常連客に加え、海外からの予約もあり連日賑わっている。年中無休。
北海道函館市本町8―20 みつわビル5F ℡0138・83・2325