猛暑列島日本を襲う 8月から始まる「台風ラッシュ」の恐怖
今年の夏は連日、全国各地で猛暑日を記録する異常事態。この酷暑に加えて、日本列島に追い打ちをかけるのが台風だ。
今週末に関東、東海付近に上陸するとみられている台風12号「ジョンダリ」。この台風の影響で、東日本を中心に暴風、高波、大雨が日本列島を襲う恐れがある。
今年は、殺人猛暑だけでなく、異次元の台風が心配されている。気象庁の台風情報によると、過去10年間で1~7月に発生した台風は平均8.3個だが、今年はすでに平均を4個上回っている。
さらに、例年にない酷暑のせいで“台風ラッシュ”が待ち受けているという。気象予報士の崎濱綾子氏が今後の台風についてこう警鐘を鳴らす。
「今年の台風で気になるのは、発生するペースが早いこと。7月の台風は平年3.6個ですが、既に5個も発生しています。本州に接近している台風12号は、通常の台風と異なり、南から西へ北上するとみられています。今後、このような複雑な動きをする台風が上陸する恐れがあるでしょう。今月から続いている暑さのせいで本州付近の海水温が2~3度上昇しているので、今後発生する台風は、勢力が弱まりにくいと考えられます」