三枝成彰
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三枝成彰作曲家

1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2017年、旭日小綬章受章。

正直者がバカ見る社会を変える ベーシックインカムの導入

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 加計学園問題のキーパーソンで国会にも参考人として呼ばれた柳瀬唯夫元首相秘書官が、東芝とNTT関連会社の非常勤取締役となったそうだ。愛媛県職員と首相官邸で面会した際に「本件は首相案件」と発言した記録が残っていても、国会では「記憶の限りでは会ってない」と安倍さんを守った。

 それが論功行賞として再就職の決め手になったのか分からないが、少なくとも反政権のスタンスを取るよりはプラスに働いたんだろうね。安倍さんに不利な答弁をしていれば、もっと悲惨なことになっていたはずだ。次の行き先なんて簡単に見つからなかったかもしれない。

 石川達三がベストセラー小説の「四十八歳の抵抗」を書いた頃は、定年してすぐにあの世に行ける時代だった。作品が書かれた昭和30年当時は、平均寿命が63・60歳。定年の55歳で会社を辞めた後の人生は短かった。

 今は違う。人生は100年時代だ。65歳で辞めても残りは35年とたっぷりある。サラリーマン人生と同じぐらいの余生だ。その間をどうやって食っていこうかと考えれば、とてもじゃないが正直になれない。全てを明かすのをためらう気持ちも理解はできる。

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