「見せブラ」「見せパン」は江戸時代にもあった
最近、ツイッターやインスタグラムなどに自分の下着姿を投稿する女性がかなりの数いる。派手な下着を見せたいという欲求の女性が多いようだ。
きれいな自分を見せたいという欲求はどんな女性にもあって、それが下着を見せるということにもつながるらしい。
かつてフランスでは、ロングドレスの下から見える靴下に男性たちはときめいたという。
日本の場合、現在のような下着が普及するのは昭和になってからで、それまでは湯文字と襦袢であった。着物の下に着る襦袢は下着としてのもので、もともとは長襦袢は存在しなかった。全部が、膝から上までの長さの半襦袢であった。
それがだんだんと足まである長襦袢になっていったのは、見せない下着から、見せる下着への変化である。
襦袢というのは下着だから、もともとは白や赤といったシンプルな色のものが多かった。それが、京都で友禅の襦袢が出始めてから、派手な下着が美しいという気持ちが出てくる。見せるための下着の登場である。