小麦粉がスーパーから消えた…STAY HOMEで需要が急増
小麦粉の品薄状態が長期化している。11日午後、都内のスーパーやコンビニをのぞいてみると、やはり薄力粉や強力粉など家庭用小麦粉は売り切れていた。スーパーの店員は「小麦粉は、毎朝、入庫するのですが、午後には完売する状況が続いています。料理やお菓子作りをするお客さんが買われているようです」と言った。
小麦粉は、パン、うどん、パスタ、お好み焼き、ピザ生地、お菓子など幅広く使われる。「ステイホーム」が長引き、家庭内料理向けに小麦粉が引っ張りだこなのだ。
「スーパーの棚から小麦粉がなくなるという事態は記憶にありませんね。それだけ家庭での需要が旺盛だということです。現在、製粉はフル生産で対応し、増産も検討しています。供給は問題ないと考えています」(業界関係者)
小麦の国内在庫が逼迫しているわけではない。農水省も「食料供給情報」で、「コメや小麦の備蓄についても十分な量が確保されています。海外からの輸入が滞っているということもありません」とアナウンスしている。
この品薄状態、いつ解消するのか。経済ジャーナリストの井上学氏が言う。