髙橋裕樹
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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

「安楽死」が認められる余地と犯罪になる境目#50

公開日: 更新日:

 医師2人が、全身の筋肉が衰える難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性の委託を受け殺害した容疑(嘱託殺人)で逮捕されたという事件が注目されています。

 この事件は、いわゆる安楽死の問題とも関連するため、さまざまな議論を呼んでいます。いわゆる安楽死には2種類あります。

 1つは、重大な疾病などの苦しみから直ちに解放されたいという希望をかなえるために、寿命を迎える前に薬物投与などで人工的に「死」を迎えさせる安楽死(積極的安楽死)です。もう1つは、人工呼吸器などで延命が可能であっても、寿命を迎えた時点で自然に死にたいという希望をかなえるため、延命措置を取らずに天寿を全うさせる尊厳死(消極的安楽死)です。

 これら安楽死・尊厳死の是非については、以前よりいろいろなかたちで議論されています。しかし、現時点で法制化はなされていません。個人の自己決定権があるのだから、自殺をするのと一緒で安楽死・尊厳死をするのも個人の自由じゃないかと思う方も多いとは思います。しかし、日本で安楽死・尊厳死に助力してしまうと、殺人罪・嘱託殺人罪・自殺幇助罪などが成立してしまいます。

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