<44>ペットの埋葬が縁で檀家に入りたい人が増えてきた

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 願行寺は伊豆急行線の富戸駅(静岡県伊東市)から急坂を上った山の上、かつてはミカン畑が広がっていたところにある。

「ここも、もともとはミカン畑やお茶畑だったんだけど、知り合いの不動産屋にそそのかされて何げに買っちゃったんだよ。まあ昔からミカン畑は買ったほうがいい、ミカン畑もないような場所に人は住めない、って言うからね。ミカンが育つ場所は日当たりがいいんだ。広さは1町歩だから3000坪ほど。前の地主さんは、ここを売ってヨーロッパに行っちゃったよ」

 線路を挟んで反対の海側は古くからの住宅地だ。その住民と、山側に住む人たちはルーツが違うため、あまり交流もないという。

「山側も住所は同じ富戸になっているけど、こっちは戦後すぐに移住者によって開墾された開拓村だ。そのほとんどが、なぜか山梨県から来てる。彼らが山を切り開き、ミカンやお茶を栽培するようになったんだ。もともとの住人には、これが面白くない。山側を“線路上”って呼び、よそ者の開拓民とは付き合わないって態度だからね。

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