【Q】ハッピーハイポキシアで亡くなるコロナ患者が増えている…
新型コロナの軽症・中等症医療に関わっています。現場で注意しているのは発熱ではなく、血液中の酸素濃度を測定するパルスオキシメーターの数値。90%未満は呼吸不全状態で、長期に放っておくと酸素が臓器に十分供給されず死亡に至ります。コロナが怖いのは息苦しさや息切れなど自覚症状がないまま低酸素血症になり、多幸感で頭がふわふわして気持ちよくなり、気がついたら重症化、あっという間に亡くなること。これは「ハッピーハイポキシア」、幸せな低酸素症と呼ばれています。コロナは怖いけど、人はいずれ死ぬので、こうした死に方もありかと思うのは不謹慎でしょうか。(40代・医療従事者)
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【A】腹上死が最良、多幸感に包まれてと願うのはだれしも