ふるさと納税“返礼品パリピ”に再考促す自治体 東京23区などの税金流出は深刻

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「毎年、ふるさと納税でもらった返礼品の牛肉などを友人たちと楽しむのが恒例で、コロナでずっとできなかったホームパーティーを徐々に再開しています」(江東区在住の30代会社員)

 新型コロナによる緊急事態宣言の解除で飲食店では時短営業が終了し、10月25日から通常営業に。5人以上の会食も近々認められる。それに伴い、店以外でも人が集う機会が増え始めている。

 年末までに済ませておく“恒例行事”のひとつが、ふるさと納税だろう。実際は納税ではなく、任意の自治体に寄付することで、住まいのある自治体への納税分が控除される仕組みになっている。ふるさと納税の魅力は、なんといっても寄付金額に応じて寄付先の自治体から送られる返礼品だろう。「ワンストップ特例制度」により確定申告が不要なのも、利用者加速の要因に(令和元年のふるさと納税受け入れ額約4875.4億円)。

■申請が増える年末…住民の税流出に悲鳴

 それにより深刻なのが、財政力があるとされる東京23区などの自治体からの税金の流出で、2020年度は世田谷区約57億円、港区約38億7000万円、江東区約32億4500万円の順で流出額は大きい(総務省ふるさと納税現況調査から)。ただでさえコロナ禍による経済の停滞で財政に打撃を受ける中、住民サービスに影響が出ると訴える自治体も。

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