1月から自動車保険の保険料が引き下げ 今が補償内容を見直すチャンス
60歳を過ぎても自動車の運転はまだまだ現役だという人は多いでしょう。自動車には万が一の事故に備えるため、義務として、または任意で加入する保険があります。義務として入る「自賠責保険」は、2021年4月に保険料が平均6.7%引き下げられました。
今年1月からは任意保険の保険料も引き下げられました。自動車保険の保険料は、損害保険料率算出機構が算出する「参考純率」を目安に決められますが、この参考純率が平均3.8%引き下げられたのです。実際の保険料は契約する補償内容や契約者の事故の実績などにより異なるので、ひとえには言えませんが、全体的に見ると1~2%ほど安くなるようです。
自動車保険は事故による損失をカバーするもの。対人賠償、対物賠償、搭乗者傷害、車両、人身傷害などへの保険を中心に、さまざまな特約やオプションが準備されています。
例えば、借用中の自動車を運転中に起きた事故に備える「他者運転特約」、原動機付き自転車の運転に備える「ファミリーバイク特約」、事故の対応を弁護士に任せられる「弁護士費用特約」、自転車乗車中の事故に備える「個人賠償責任特約」、保険会社によってはドライブレコーダーの貸し出しが受けられる「ドライブレコーダー特約」がつく保険もあります。