老舗「ディッキーズ」のワークパンツが生まれ変わった!さまざまなブランドとコラボ
ジーパンの生みの親が「リーバイス」なら、ワークパンツを誕生させたのは「ディッキーズ」だ。リーバイスのジーンズは1800年代後半、ゴールドラッシュに沸く西海岸で金を採掘する鉱山労働者のために作られた。
■名品ディッキーズの「874」
一方、ディッキーズのワークパンツは1967年、第2次大戦後に石油の採掘が行われていたテキサス州で、油田労働者のために仕立てられた。リーバイスのことを愛着を込めて「501(R)」と呼ぶように、ディッキーズも「874」と数字で呼ぶのがファッション業界関係者とファンの間では正式だ。
シルエットはあくまで太く、ベルトを通すループ幅も4センチと太いのが目印。化繊を混紡した生地が使われているので耐久性に優れている。表面はしっかりと糊付けされており、はき込んで洗い込むほどに味わいが増す。そのうえセンタークリース(折り目)がしっかり入っているのでスタイリングが上品で、大人っぽく仕上がるのも特徴的だ。いま、この874に注目する多くのファッションブランドとデザイナーが、さまざまなかたちで協業している。