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上昌広医療ガバナンス研究所 理事長

1968年兵庫県生まれ。内科医。東京大学医学部卒。虎の門病院や国立がん研究センター中央病院で臨床研究に従事。2005年から16年まで東京大学医科学研究所で、先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究。16年から現職。

結果は残念だったが…ライバル薬の比較臨床は有意義だった

公開日: 更新日:
がん治療薬「オプジーボ」/(C)共同通信社

 4月28日、国立がん研究センターを中心とした研究グループ(JCOG)が、肺がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の第3相臨床を中止したと発表した。解説したい。

 まずは臨床試験の概要だ。対象は再発、あるいは進行した未治療の肺がん患者だ。研究者たちは、抗がん剤+ペムブロリズ… 

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