公務員に“海ガメ”はNG? アロハ柄は「意味」を知って着れば失敗しない
柄シャツを上手に着こなすには、チェックやストライプなどの定番柄を除いて、十分注意が必要だ。虎や豹などアニマル柄は大阪のおばちゃんだし、ペイズリーや幾何学模様でさえも変人扱いされやすい。シャツの前面に一輪のバラの花など、ナルシシスト以外の何ものでもないだろう。
唯一、柄シャツが許されるのは常夏のリゾートで着るアロハシャツだ。しかも本来のアロハシャツの柄には「ハイビスカス=神聖」「パームツリー=家族」「パイナップル、海ガメ=財産」など、実はそれぞれに意味がある。そのことを知っている人から見たら、何も知らずに着られているアロハシャツは滑稽きわまりない。
この時季になると、どこかの省庁が率先してアロハ勤務している様子がニュースで流れるが、海ガメ柄のアロハシャツを着ている国家公務員は真実を知ったらどう思うだろうか。
アロハ柄には、着る人の個性が表れるもの。どうせならと思い切り派手な色柄を選ぶチャラい人もいれば、単色の控えめな色柄を選ぶ実直な人もいる。ちなみにハワイで正装として着られるアロハは主に単色系で、派手柄は結婚式など一部の祭典に限られるのが正式である。