内田正治
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内田正治タクシードライバー

1951年埼玉県生まれ。大学卒業後、家業の日用品、雑貨の卸会社の専務に。しかし、50歳のときに会社は倒産。妻とも離婚。両親を養うためにタクシードライバーに。1日300キロ走行の日々がはじまった。「タクシードライバーぐるぐる日記」(三五館シンシャ)がベストセラーに。

(7)チケットをもらっておきながらそのお客はワンメーターで降りた

公開日: 更新日:
ヌカ喜びに終わることもしばしば…(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 私の所属する営業所は乗務員(社内ではタクシー運転手をこう呼ぶ)の数は1000人ほど。比較的大規模の営業所だ。500台のタクシーが時間差で都心に向かって走り出す。ほぼ同じ方向にクルマを走らせるわけだ。その結果、最大のライバルは自社のタクシーとなる。とりわけ、営業所を出たばかりの時…

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