氷点下17度のカナダ南部で身動きが取れなくなった主人を守った忠犬2匹に喝采!

公開日: 更新日:

 カナダ南部で2匹の忠犬が命がけで飼い主を守り、喝采が寄せられている。

 アルバータ州テーバーに住むアランさん(61=姓は非公開)は先月、人けのない湿地を秋田犬の血を引く雑種犬の「ヒーロー」と「トラ」と一緒に散歩中、ぬかるみの溝にはまり、身動きが取れなくなった。

 気温は夜間にマイナス17度の極寒になったが、2匹がアランさんに体をくっつけて温めたおかげで、凍死を免れた。さらに身動きの取れないアランさんを複数のコヨーテが襲撃してきたが、ヒーローとトラは、一歩も引かずにこれを迎撃。アランさんを守り抜いた。

 ぬかるみにはまって2日後、捜索をしていたテーバー市警の警察官らがアランさんと2匹を発見し救助。アランさんは低体温症を起こしていたため病院に搬送されて治療を受け、2匹は地元の動物愛護施設「テーバー迷子犬協会」に保護された。

 写真は退院後、ヒーロー(左)と、トラ(右)に再会したアランさんだ。

 それにしても忠犬の1匹の名前が「ヒーロー」とは。まさに「名は体を表す」と話題になっている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし