猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

公開日: 更新日:

 3選を狙う女帝が本腰を入れ始めた東京都知事選(7日投開票)は、最終盤に入った。現職の小池百合子知事(71)、蓮舫前参院議員(56)の後を追う前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は2位浮上を目指して必死だ。分刻みの街宣を連日こなし、陣営を中心にSNSを駆使した空中戦を大展開。聴衆に囲まれる石丸氏の写真を連投するなど、勝ち馬に乗りたがるバンドワゴン効果の演出に躍起だが、地元の広島からは「あんなぁ押し上げちゃいけん」という声が上がっている。

 石丸氏は5日、文京シビックホールで決起集会(無料)を開く予定だ。4日夜に後援会の公式X(旧ツイッター)が先着順で募った参加予約は、開始およそ3時間で終了。会場の大ホールの定員より少ない1400人に絞っているとはいえ、ホンマかいなのスピード満席だ。

■女帝もアングリの独裁手法

「石丸氏は対話ができない。市長時代は議会との対立を『劇場型エンターテインメント』と公言し、異論には耳を傾けず、反発するベテラン議員に激しい口調で詰め寄る場面などをユーチューブで流して悦に入っていた。石丸市政の混乱を検証した地元紙に対しても横暴で、市長会見は記者クラブ主催にもかかわらず、質問を拒否。会見は宣伝広報の場と化してしまった。正当性を押し通すためには手段を選ばない。あんなぁ知事に押し上げちゃいけん」(地元メディア関係者)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    MLBやトランプびいきのFOXまで「頑張れ大谷!」 米国人の敵愾心はハンパなくても背に腹は代えられず

  4. 4

    FA目玉3選手、決断の行方…阪神・大山悠輔、ソフトB甲斐拓也、DeNA佐野恵太の去就は三者三様か

  5. 5

    《中日》1位指名した金丸夢斗をパ全球団が“完全スルー”した裏に「カラダの問題」

  1. 6

    旧統一教会にモーレツ支援された自民候補にトドメ!内部資料&証拠写真を鈴木エイト氏が入手

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  4. 9

    "刑務所ファンミーティング"に失望…特殊詐欺で実刑の元俳優に「第2の羽賀研二」化の懸念

  5. 10

    選挙支援をアテにできない自民“カルト議員”は壊滅状態…萩生田帝国の崩壊も秒読み