余命半年と告知されたカナダ女性に幹細胞ドナーから匿名の手紙が…その後の2人は?

公開日: 更新日:

 3年前、カナダに住むある女性が「幹細胞移植を必要とする血液の病気」になり、「移植しなければ余命半年」と告知された。幸いにも女性はHLA(ヒト白血球抗原)型が一致するドナーから幹細胞の提供を受け、移植手術で回復することができた。

 ドナーは「ドイツに住む男性」とだけ知らされ、他の個人情報は明らかにされていなかったが、女性は先日、カナダ血液サービス経由でドナーから手紙を受け取ったという。

 手紙には「私たちはお互いを知りませんが、しばしばあなたのことを考えていました」と書かれ、手紙を出したかったが、迷惑ではないかと逡巡していた、とあった。

 その上で「でも今は手紙を書いて、あなたの現在の様子を知るのに良い時期だと思うようになりました」「お知り合いになりたいとも思っています」と書かれていた。

 この手紙は、米ネット掲示板「レディット」に、女性の子供が背景説明とともに投稿。「ありがとう、見知らぬ親切な人。もうすぐ、あなたが見知らぬ人でなくなることを願っています」と感謝の言葉を添えた。現在、ドナーと女性はお互いの連絡先を知らない状態。しかしドナーが同意書にサインし、母親も同意すれば、お互いのメールアドレス、電話番号、住所などを共有できるようになるそうだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性