魔法瓶会社はどうして動物名が多い? ピーコック魔法瓶工業に聞いた

公開日: 更新日:

 この夏、大ヒット商品となったのが保冷氷のうのアイスパック「ABA-51」。持ち運びのしやすいミニアイスパック「ABB-16」と合わせて、シリーズ累計約20万本の出荷数だという。

 年々高まる熱中症のリスクを低減するために開発されたこの商品を製造販売するのは孔雀のマークでおなじみのピーコック魔法瓶工業。そこでギモン。孔雀のピーコック、タイガー、象印と“動物名”の会社が並んでいるが、これは偶然なの?

■神の使いともされている孔雀を社名に

「1955~70年当時、日本の魔法瓶産業は活況を呈しており、50社以上の魔法瓶関連のメーカーがありました。他社同様、当社も東南アジアに進駐しているヨーロッパ人向けの輸出が多かったことから、現地になじみがあり、神の使いともされている孔雀を社名としました。ただ、今はたまたま動物名の3社が事業を続けているだけです」(ピーコック魔法瓶工業の担当者)

 当時の魔法瓶は主に海外向けを意識して製造されていた。動物のロゴ(イラスト)は外国人にもわかりやすいというメリットがあって、他にもペンギンやイーグルを名乗る会社があった。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし