石破首相はもはや「女性の敵」…選択的夫婦別姓もジェンダーギャップもブレブレ持論ねじ曲げ

公開日: 更新日:

「内助の功」にも疑い持たず

 新内閣には初入閣組が13人もいるのに、女性閣僚は2人のみ。前政権の過去最多タイ5人からガタ減りだ。総裁選の政策集で石破氏は〈先進国中最下位に甘んじている我が国の女性活躍の指標(=ジェンダー・ギャップ指数)の迅速かつ大幅な改善を図ります〉と掲げ、意思決定の場への女性参画の重要性をうたっていた。ここでも変節漢の顔がのぞく。

 そもそも、石破首相は地元の政治活動を妻に任せきり。ファーストレディーの佳子さんは慶大卒の才媛で石破首相の同級生。「内助の功」と言えば聞こえはいいが、旧態依然の「代議士の妻」だ。

「石破氏が男尊女卑だとは言わないまでも、家父長制に由来した男性優位の考えをうかがわせます。内助の功に頼る関係が令和の世にふさわしいのか。国会議員の夫を妻が支えるのは当然、と疑うこともないのでしょう。時代遅れの昭和のにおいがプンプン漂います」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)

 持論をねじ曲げ、早期解散で党利党略を優先させても、女性票を逃せば石破政権はもたない。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    「聘珍樓」の3度目の倒産は“氷山の一角”か…格安店の乱立で高級中華が苦境に

  4. 4

    貴乃花の次女・白河れい「事務所退所」…“親の力を借りない”妹と長男・花田優一の現在地

  5. 5

    秋篠宮家の初孫、慶事なのに…眞子さんの出産をテレビ・新聞は当初スルー、宮内庁発表が遅れたミステリー

  1. 6

    「フラッと大阪万博」にトライ! 予約なし、行列を避けてどこまで楽しめるのか

  2. 7

    元横綱白鵬の「6.9暴露会見」に相撲協会戦々恐々…あることないこと含め、どんな爆弾発言飛び出すか

  3. 8

    ドジャース大谷がヤンキース現体制を粉々に…「やはり獲得すべきだった」批判再燃へ

  4. 9

    売れ過ぎちゃって困るわ!スバル新型フォレスターは歴代最速、発売1カ月で受注1万台超え

  5. 10

    パワハラ報道の橋本環奈"人気凋落"が春ドラマで鮮明に…一方で好感度上げたのは多部未華子