結婚資金でひき逃げの子犬を助ける…米アーカンソー州のカップルの英断に圧倒的な共感広がる

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 米アーカンソー州に住むディラン・マッケイさんは10月31日、自宅近くで「子犬がケガをしている」ことをフェイスブックで知った。すぐに車で現場に向かうと、下半身が血まみれのメスのゴールデンドゥードルが雨に打たれて身動きが取れなくなっていた。ひき逃げされたようだった。

 ディランさんはすぐに犬を近所の動物病院に搬送。婚約者のエミリー・ロバーツさんもすぐに病院に駆けつけた。

 医師によると、犬は後ろ脚の両方とも骨折し、そのうち片方は骨が皮膚を突き破る開放骨折。完全に治療するためにはミシシッピ大学で手術が必要だという。またマイクロチップが埋め込まれておらず、飼い主が分からないため、治療費の7000ドル(約108万円)はディランさんが支払わなければならない、と告げられた。

 ディランさんはその場で「この子を絶対に救う」と決意。エミリーさんもそれに同意し、2人は結婚資金と貯金のほとんどを使って治療費を支払ったが、治療費は最終的に1万2000ドル(約185万円)まで跳ね上がった。

 貯金を使い果たした2人がクラウドファンディング「GoFundMe」で支援を求めたところ、人々の圧倒的な共感を呼び、日本時間の18日現在で、約4万3300ドル(約670万円)もの寄付が集まっている。

 また「アクリン」(写真はエミリーさんのフェイスブックから)と名づけられた犬は順調に回復しているそうだ。

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