「流されゆく日々」12000回〈続〉能登から届いた読者からの手紙

公開日: 更新日:

 五木寛之さんの「流されゆく日々」が1万2000回を迎えた今月2日からしばらくして、読者からお手紙が届いた。差出人は匿名希望とあるが、「初冬の小雪舞う奥能登の地にて、この手紙をしたためました」とある。現在は74歳、毎日、コンビニで日刊ゲンダイと缶コーヒーを購入し、車中で「流されゆく日々」を熟読し、<過去の私の体験と照らし合わせるようになりました。嘘のような本当の話です>と書かれている。流通の関係で現在、ゲンダイは北陸地区への配送ができなくなった。そうしたら、郵送購読に切り替えてくださり、引き続き、毎日、読んでくださっているそうだ。

<五木寛之先生の『流されゆく日々』連載12000回を心からお祝い申し上げます。愛読者の一人として私も大きな興奮を覚えます。奇跡であり凄まじい偉業であると感じます。五木先生のお仕事は正しく奇跡です>と書いて下さった、この読者は震災で輪島市にある築100年の実家が倒壊した。そこに弟さんがいて、消防士が瓦屋根に穴をあけ、ロープを使って救出したと書かれている。凄まじい体験をされたのだ。あれから、1年。いまはどうなっているのだろうか。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然