肩の荷を一度下ろす「座禅」の妙…さながら旅の途中の休憩にも似たり

公開日: 更新日:

たたずみ難易度★★☆☆☆(★5つが最難関)

 激動の時代──。世界情勢、日本社会ともに混迷を増すばかりで、さにあらずとも日々の仕事、生活は断ち切ろうにも断ち切れない。近年はネットによる情報過多の時代、せわしさを肌身で感じない時はない。そんな時代だからこそ、いったん立ち止まってみることも必要ではないのか……。

 今回、日刊ゲンダイが行った座禅体験を指導してくれた、薬師院(川崎市)の稲田健昌住職が言う。

「人は皆、肩に荷物を乗せて歩いています。それは家庭の問題だったり、仕事のストレスだったりとさまざまですが、それをいったん下ろすためにあるのが座禅とも言えます。よく『座禅っていいことあるの?』と聞かれますが、座禅は文章で言うところの句読点に当たるもので、それ自体に意味はありません。しかし、句読点があることで文章の意味も理解できるようになる。結果として座禅で何かを得ることはあれど、最初から結果を求めても得るものはないでしょう」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑