老舗のお菓子「ルマンド」ってどういう意味? 創立100年のブルボンに聞いた

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 子どもの頃からずっと食べているブルボンのお菓子。昨年、創立100周年を迎えた老舗菓子メーカーの商品は世代や季節を問わず多くの人に楽しまれてきた。

 同社は、新潟県の柏崎市で和菓子屋を営んでいた吉田吉造が、1923年の関東大震災で菓子供給がストップした窮状を見て、地方での量産工場による菓子作りを決意し、北日本製菓を起こしたのが始まり。

 ブルボンを代表する「ルマンド」「ホワイトロリータ」といったユニークな商品名はどのようにして命名されたのだろうか?

「当社は、商品をイメージした造語でネーミングを決定することが多く、例えば『ルマンド』は、世界に広がってほしいという願いを込めて、フランス語の『ル・モンド/世界』をもじって名付けています」(ブルボン広報担当者)

 1965年発売のホワイトロリータは、クッキーをひねってつくっていることから、当初は「ホワイトロータリー」という名前だったという。

 その後の1974年に発売されたルマンドは、当時は珍しかったプラスチック包材の包装形態としたことなどで人気商品となり、工場のラインを昼夜兼行で動かすなど増産に次ぐ増産を重ねたのだという。あまりの売れ行きに買い付けのために問屋がトラックを仕立てて工場まで来たこともあったそうだ。

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