ガールズバー初摘発!風営法「改正」で何が変わった?
この法改正を受け、改正施行日当日には新宿・歌舞伎町で無許可営業を行っていたガールズバーの経営者が現行犯逮捕されました。これは全国初の改正法適用例として注目を集めました。さらに、警視庁は都内で一斉取り締まりを実施し、7店舗で12人を逮捕するなど、警察による強い姿勢も鮮明になっています。
この改正の背景には、ホストクラブにおける若年女性の借金・売春被害が社会問題となっていた現状があります。SNSなどで“色恋営業”を強調する手法も横行しており、これらを是正する目的で改正が行われました。
今回の法改正は、単なる罰則強化にとどまらず、風俗・接待業界の健全化と消費者保護を推進するものです。業界には、営業許可の取得や料金表示の適正化だけでなく、名義貸し防止や法人責任の明確化など、実質的な法令順守が強く求められています。今後、全国的に取り締まりも強化される中で、適法性を確保し、利用者が安心できる環境を整えることが、事業者にとって重要な課題となるでしょう。