猫のトイレ選びを考える…健康面でベターなのは砂よりシーツ

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 ネコちゃんを飼われている読者の皆さん、トイレはどうされていますか? 猫砂派が多いかもしれませんが、かかりつけの方は半数以上がペットシーツです。先日、当院で里子ちゃんを見つけた方にも薄型のペットシーツをお勧めしました。1回の排泄ですぐに処分するもので、これなら費用面で猫砂とあまり変わりません。今回は、その理由を紹介しましょう。

■猫砂はネコの習性を踏まえたもの

 ネコちゃんが排泄後に砂や土などをかぶせるのは習性で、トイレに猫砂を敷き詰めるのはその習性を踏まえたものです。最近はメーカーの努力でトイレットペーパーのように水に溶け、自宅のトイレに流せるタイプもあります。排泄物の周りを含めて取って捨てればいいので片付けも楽。さらに脱臭効果で尿や便の臭いが吸収されるので、排泄後もしばらく部屋に臭いが残らないメリットもあります。

 こうしたメリットの多くは、飼い主さんの手間軽減や環境への配慮。かぶせたがる習性以外は、必ずしもネコちゃんを考えているわけではありません。


 一方、ペットシーツはネコちゃんの健康状態をいち早く把握できるのがメリットです。中にはシーツを器用に折りたたんで便を隠そうとするネコちゃんもいますが、それでも便を見ることは十分可能。臭いや形、状態の違いが見て取れます。ペットシーツに残った便の保管状態がよければ、検便に利用することもできます。

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