40代、50代の「プチ同窓会」に潜む危険。昔の恋人に遭遇したらどうする?

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コクハク

金銭的、時間的に余裕ができる

 暑さが落ち着き、行動しやすい秋口になってくると、お誘いも増えてくるものです。

 そんな中、プチ同窓会的な飲み会の話が各所で持ち上がり始めています。なぜこのような動きが出ているのでしょうか。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

 アラフィフって実は、子育ても仕事も落ち着いてくる年代。まだ子どもが学生であっても、この先の学費の目処は大体ついてくる頃です。自身の仕事も働き盛りの頃に比べたら量が減り、時間的に余裕ができてくる人が多いのです。

 さらに、住宅ローンの終わりなんかも見えてきて、経済的にも多少の余裕が出てくるため、いよいよ自分のためにお金や時間を使いたくなってくるのです。

 そうした仲間が集まり、プチ同窓会の計画が持ち上がるのだとか。

じゃあ、なぜ同窓会なの?
 50代にもなると、新たな知り合いを作り、イチから関係を築いて行くことにシンドサを感じる人が出てきます。どこに行けばつながりを作ることができるのかもわからず、行動を起こすことが面倒なのです。これも年齢のせいかもしれませんね。

 新しい人間関係が億劫だから、古い人間関係を掘り起こそう、ということで、プチ同窓会の企画が立ち上がっていくのでしょう。

 昔のみんなでまた集まらない? という呼びかけだったら気軽にできるし、賛同者も出やすいのですぐ開催できるのです。

アラフィフ同窓会に潜むリスク

 なぜ本格的な同窓会ではなく、プチ同窓会なのかというと、本格的にやるとなると場所や幹事を決めたり名簿を作成したりと作業量が増えてしまい、これまた腰が重くなってしまうからなのです。気が合う仲間だけの内輪の会だから、話は簡単なのです。

 しかしこのアラフィフ同窓会には、とあるリスクが潜んでいます。

 それは不倫関係に発展してしまいやすいということ。たとえば高校時代の部活の同期で集まったら、当時付き合っていた彼と再会し、盛り上がってしまったという話をよく聞きます。

同級生は共通の知り合いも多い
 プチ同窓会で不倫関係に陥ると、若い頃をお互いに知っているし、絆も深まりやすいのですが、大きな問題が待ち受けています。

 それは共通の知り合いが多いというところです。

 デートしているところを目撃されたら噂になりやすいですし、住んでいるところもお互い地元から出ていないとしたら、近所から白い目で見られてしまうことにもなりかねません。

悪いイメージがずっと付きまとう

 すごい話では、地元のラブホテルを出たところを知り合いに見られたとか、ラブホテルの駐車場に車を停めていたので不倫がバレたという話もあります。最悪なのは、相手の奥さんにも情報が渡りやすいというところで、奥さんが怒鳴り込んできたという経験をした人もいます。

 狭い地域だと奥さんとも知り合いだというケースもあり、秘密がバレたら今後の人間関係に大きな軋みが生じやすいのです。

 その土地に骨を埋めるつもりなら「不倫した人」というイメージがずっと付きまとう可能性を考えたうえで行動したほうがいいでしょう。

安易に関係を持つことは危険
 こうしたケースで一番危険なのが、プチ同窓会参加者たちなのです。参加者の中には不倫相手の妻と親しい人がいるかもしれません。そうすると「黙っているワケにはいかない」と、奥さんに通報されてしまうことが起きてしまうのです。

 誰かに知られることを恐れ、住んでいるエリアでは決して会わず、相手の勤務先の駅など、離れた場所で落ち合う不倫カップルもいます。しかしそうすると今度は同僚に目撃されやすく、関係を続けるのは実はかなり難しいのです。

 子育てや住宅ローンから解放され、あとは老後の準備だけ。そんな状態に辿り着けたら、少しくらいハメを外したくなるのも当然かもしれません。

 けれど安易に同窓生と関係を持ってしまうと、その後が大変ということはあらかじめ認識しておいたほうがいいかもしれません。

(内藤みか/作家)

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