「子どもの便秘」親が知っておくべきこと(下)体質の理解と生活習慣の改善で症状抑制

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 小学校に上がる前の子どもの便秘は「おしり(直腸や肛門)」に原因がある──。9月1日発行号で子どもの便秘の対策法を紹介した。一方、思春期以降は「過敏性腸症候群(IBS)」による便秘や下痢が増える。親として知っておくべきことを、「子どもの便秘は原因がわかればスルッと治る」の著者、国立病院機構久里浜医療センター内視鏡部長の水上健医師に聞いた。

 過敏性腸症候群(IBS)は、腸管が正しく機能しなくなったり刺激への反応が過敏になったりすることで、便秘や下痢を繰り返し、腹痛が生じる場合を指す。消化器の病気がないことが大前提だ。

「日本人の13%がIBSの症状を持っているという報告があり、私の外来の患者さんの調査では、IBSの発症年齢の平均は男性16歳、女性20歳。大人でもよく見られるIBSですが、実は多くの方が思春期にIBSを発症しています」(水上医師=以下同)

 IBSは、体質と生活習慣のかけ合わせで起こるという。

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