中日もうDeNA藤浪を責められない皮肉…仲地礼亜が頭部危険球で“ブーメラン”な一発退場
その瞬間、両軍の首脳陣、選手の顔面が蒼白となった。
昨28日のヤクルト戦で、中日の仲地礼亜(24)がまさかの背信投球だ。
三回2死一、二塁の場面、146キロの抜けた速球が北村の頭部めがけて一直線。直撃を食らった北村はその場に倒れ込み、何とか立ち上がったものの交代。コーチやトレーナーに付き添われ、ベンチ裏に下がった。
ぶつけた仲地は頭部危険球により退場。プロ野球では珍しくない一場面とはいえ、今回ばかりはタイミングが悪かった。
中日は去る17日、DeNAの藤浪と対戦。過去に何度も頭部死球で右打者を病院送りにした右腕相手とあり、スタメン全員を左打者で固める極端な布陣で臨んだ。井上監督は「ケガ人を出したくない。ベストな布陣で臨めない」と、藤浪を先発させたDeNAへの恨み節とも取れる発言をしていたが、今回の仲地の危険球はまさしく“ブーメラン”である。
この日が今季初登板となった2022年ドラ1の仲地は、二軍ではウエスタン3位タイの7死球。この日も3回途中1失点とはいえ、5四死球と制球が定まらず、初回に暴投、二回に3者連続四球、北村にぶつける前も右打者の頭部付近に抜けるボールもあった。仲地の制球が定まっていないことは、ベンチの首脳陣も理解していたはず。ぶつけるのは時間の問題だった。