(2)回復まで4~5年…将来、子どもが欲しいと思っても不妊になる可能性

公開日: 更新日:

 摂食障害は体のさまざまな部分に悪影響を与えますが、特に妊娠・出産を担う女性への影響は深刻です。

 前回、生まれてくる子どもが低体重になる確率が高まるなどのリスクを紹介しましたが、不妊治療の専門医である大石元・国立国際医療研究センター産婦人科診療科長は、摂食障害と不妊との関係をこう説明します。

「女性ホルモンのエストロゲンは、栄養状態と密接に関係しており、栄養不足で低体重というエネルギー枯渇状態になると、人は自分の生命維持のために生殖機能を一時的に停止させることがあります。そのため、女性ホルモンの分泌が低下し、月経が止まってしまいます。つまり、体が妊娠に耐えられないと判断している状態になるのです」

 この状態が長く続くと性成熟期(18歳ごろ~40代半ばごろ)になっても無排卵状態になる可能性が高いそうです。

 将来、子どもが欲しいと思っても不妊になる可能性が高いということになるわけです。

 大石診療科長の臨床経験でも、思春期に摂食障害を経験した人は、不妊治療が難しくなるといいます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  2. 2

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  3. 3

    ヘタクソ女子プロはすぐバレる!ツアー史上最短「98ヤード」の15番のカラクリ

  4. 4

    サバンナ高橋茂雄いじめ謝罪のウラ… 光る相方・八木真澄の“ホワイトナイト”ぶり 関西では人柄が高評価

  5. 5

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    SixTONESが日テレ「24時間テレビ」出演発表で次に“熱愛”が撮られるメンバーとファンが喜べない事情

  3. 8

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  4. 9

    小結高安を怒らせた? 横綱豊昇龍が初日黒星でいきなりアクシデント→休場の自業自得

  5. 10

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった