著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

加齢黄斑変性(3)緑黄色野菜に多い「ルテイン」で発症率が低下する

公開日: 更新日:

 加齢黄斑変性の進行抑制や予防に効果が期待できる──。そういわれているサプリメントについてお話ししたいと思います。

 2001年、アメリカで大規模なサプリメントの臨床試験が行われました。この結果として「予防の段階でルテインとゼアキサンチンを積極的に摂取すると、明らかに加齢黄斑変性の発症率が低下する」というデータが報告されたのです。

「ルテイン」は強い抗酸化作用を持つカロテノイドの一種で、もともと我々の目の中に存在する黄色い脂溶性の天然色素。強い紫外線やブルーライトから目を守る働きをしてくれています。それだけではなく、活性酸素を除去して目の老化を防ぐ効果も持っています。

 ルテインを特に多く含む食品はケールやバジル、シソなど。もう少し日常的な野菜でいうと小松菜やチンゲン菜などの葉物野菜があります。また、ニンジンやカボチャ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、そして果物にも多く含まれています。

「カボチャやニンジンなら毎日食べているから、それで十分では?」と感じる方もいらっしゃるかと思います。が、食品から1日に必要な摂取量を取るのはなかなか難しく、相当大量の該当野菜を食べなければなりません。ですから、私自身もルテインを毎日サプリで摂取していますし、患者さんにも推奨しています。

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