百貨店の市場規模は4割減で衰退の一途…「第3の跡地利用」としてタワマン化が増加中

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 百貨店の市場規模は1991年の9.7兆円をピークに減少し続けた。2009年には7兆円を下回り、21年はコロナ禍の影響で4.4兆円となった。その後は回復したが、24年の実績は5.7兆円でピーク時の6割にとどまる。アパレル企画会社の幹部は次のように分析する。

「服の供給量は年間20億着から35億着まで増えたが、1着あたりの価格は低価格化が進んだ。服を買う場所は百貨店からダイエーなどの総合スーパー、ユニクロへと移り変わり、服が売れなくなったため百貨店は衰退した」

 市場縮小とともに全国では百貨店の閉店が進んだ。閉店後の百貨店が歩む道は主に家電量販店になるケースと、ショッピングセンター(SC)になるケースの2パターンが見られる。

 都心部では家電量販店への転換が進んだ。2000年に閉店した有楽町そごうはビックカメラになり、09年閉店の三越池袋店はヤマダデンキになった。西武池袋本店を取得したヨドバシカメラは現在、同店舗の改装工事を進めている。

 一方、SC化では、10年に閉店した伊勢丹吉祥寺店がコピス吉祥寺になり、18年閉店の伊勢丹松戸店がキテミテマツドになった。高島屋立川店は23年に百貨店区画を廃止し、全面をSCとした。

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