巨人阿部監督が温めていた田中将大の「中継ぎ1勝プラン」はついに消滅か?

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 今季中に達成できるかどうか──。

 巨人田中将大(36)が3日、中5日でヤクルトとの二軍戦に先発。8月29日の登録抹消後の初登板は初回、先頭の武岡に左越え二塁打を許したものの、1死二塁から山田を二ゴロに打ち取ると、後は危なげなかった。三回までに4三振を奪い、5回65球で2安打無失点。最速は146キロで「良かったんじゃないですかね」と一軍再昇格へ猛アピールである。

 日米通算200勝をかけて先発した同28日の広島戦は6安打5失点。今季最短タイとなる2イニングでKOされ、登録を抹消された。阿部監督は「1回(登板を)飛ばして(今季)どこかでまた(先発の)チャンスはあるから、投げさせるからと言って落とした」と説明していた。さる巨人OBがこう言った。

「球団が200勝のグッズを大量に作っちゃっているし、記録達成の来年への持ち越しは避けたいところ。マー君は春先に2回や3回で降板する試合が続いた。5月上旬から二軍暮らしを送っていた頃、5回まで持たないことについて阿部監督は『体力的に厳しいのかな』と嘆いていた。そこで『最後の手段』として『接戦の場面での中継ぎ1イニング登板』という秘策を温めていたといいます」

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