シニアが気をつけるべき「株主優待生活」…実施企業は6年ぶりに過去最多
「よし、俺も配当生活をするぞ!」
イオン(8267)を買えば、買い物は3%引き、日本ハム(2282)を買えば、特製ロースハムがもらえる。
明治HD(2269)を買えば、1500円分のお菓子。ついでに、すかいらーく(3197)と日本マクドナルド(2702)も買っちゃえ。大好きなハンバーグ系はこれでOK。あとは優待券が来るのを待つだけだ。
最近は株主優待を新設・拡充する企業が増えている。2025年3月末時点で1580社に達しており、6年ぶりに過去最多を更新したという。
投資家たちはサイトで優待情報をゲットし、「何がいいかな?」と、ニタニタ顔。欲の皮が突っ張りまくっている。叩けば、さぞかし良い音が響くのであろう。
ある銘柄を1株1000円で100株購入。投資資金は10万円。配当が3%で、優待利回りの2%を加えると都合5%。
「10万円で5000円儲かるなら上等でしょう」
さぞかし鼻高々。