米13歳少年が夏のアルバイトで買った「理想のバイク」が実は盗品! 元の持ち主が募金を呼びかけたら…
米国で起きた、あるオフロードバイクの盗難事件が心温まる物語となり、共感を呼んでいる。
カンザス州デソトに住むノア・ブラッドリー君(13=写真)は今年の夏、芝刈り、ゴミ箱の洗浄など、暑い日差しの中で懸命にアルバイトに励んで2000ドル(約30万円)貯め、フェイスブックで「理想のバイク」を見つけて購入した。
ノア君にとって努力の結晶であり、大きな誇りだったが……何とそのオフロードバイクは盗品であることが判明した。
バイクの持ち主は、現在はフロリダ州フォートマイヤーズに住んでいるグレン・ティモテオさん。カンザス州ウィチタの貸し倉庫に他の私物と共に保管していたが、2023年に盗難に遭い、盗まれたのだ。
ノア君は規則を遵守してバイクを購入していたが、警察はバイクを押収し、グレンさんに返還。ノア君が必死に貯めたお金は戻ってこなかった。グレンさんはバイクを取り戻して喜んだが、ノア君のことを知り、心を痛めた。
「13歳の少年が一生懸命に貯めたお金で買ったバイクを失い、何も得られなかったことがどうしても頭から離れなかった」とグレンさん。