12人死亡のロス山火事、29歳放火犯の逮捕の決め手は…チャットGPTの履歴だった!
米ロサンゼルスで今年1月に発生し、住民ら12人が死亡した大規模な山火事で、10月7日、ジョナサン・リンダーネシュト容疑者(29=写真)が逮捕されたが、決め手が容疑者のスマホに残されたチャットGPTの履歴だったことが分かり、話題になっている。
ロスの連邦検察などによると、リンダーネシュトは1月1日、ロサンゼルスの高級住宅街パシフィックパリセーズの山林付近で、バーベキュー用ライターを使って火を放った。消防がすぐに鎮圧したが、植物の根がくすぶったままだったため、7日に強風が吹き、火が拡大した。
リンダーネシュトは、フランス生まれ。事件当時、パシフィックパリセーズでウーバーの運転手として働いていた。表向きは普通の生活を送っていたが、捜査で入手したデジタル履歴には“放火への強い衝動”が明確に示されていたという。
2024年7月にはチャットGPTで「燃える街」の画像を生成。放火の2カ月ほど前の11月には、チャットGPTに「私は持っていた聖書を実際に燃やした。最高に気持ち良かった。解放された気分だ」などと告白していた。