関東で1時間120ミリ超の豪雨、その翌日に震度5弱…研究が進む「雨と地震」の知られざる関係
元前橋工科大教授で地殻変動解析学が専門の濱嶌良吉氏は「大量の雨が地盤を刺激 『台風27号』が大地震を引き起こす⁉」(2013年10月22日付)で、「地震は水の影響を受けるといわれます」と指摘。台風に伴う大量の雨水が岩盤の割れ目に入り込み、地盤を刺激する可能性について言及していた。
また、2018年10月に台風24号が日本列島を襲った際には、「台風24号が巨大地震の“引き金”になる? 学者が解説し警鐘」(2018年10月3日付)の記事で、当時、武蔵野学院大特任教授だった島村英紀氏(地震学)が「台風や大雨の気圧の変化が地震のエネルギーを放出させる“引き金”になることがあります」と解説している。
重要なのは、台風が来れば地震が起きるという意味ではないことだ。島村氏は、台風や大雨そのもののエネルギーだけで地震を引き起こすことはないとの見方も示している。
つまり、台風が巨大地震をゼロから生み出すというより、すでに地震を起こすエネルギーが蓄積した場所に、気圧の変化や大量の雨などが加わり、“最後のひと押し”となる可能性があるという考え方だ。

















