黒部峡谷鉄道「黒部峡谷トロッコ電車」(宇奈月~欅平)エメラルドグリーンの黒部川に沿って日本一深いV字形峡谷を満喫
北アルプスの中央部に位置する黒部峡谷は、日本で最も深いV字形峡谷。険しい谷と、厳しい自然環境は長年、人々を寄せ付けなかった。
しかし、電力不足を補うため、1923年に黒部川の急流を利用した電源開発が本格的にスタートし、発電所の作業員や資材を運ぶ、宇奈月から欅平までを結ぶ路線が37年に開通した。その後、黒部峡谷の豊かな大自然を愛する人々の強い要望に応え53年に地方鉄道法の許可を受け観光鉄道としても運行を開始したのが黒部峡谷鉄道の「トロッコ電車」だ。
エメラルドグリーンの黒部川に沿って、中部山岳国立公園を四季折々に織りなす絶景の黒部峡谷を平均時速約15キロでゆっくりと走り抜ける。
列車は2両連結の電気機関車が、オープン型の普通客車7両と、窓付きのリラックス客車6両の計13両を牽引。一度に400人近くが乗車できる。急勾配や急カーブにも対応しやすいよう、日本では珍しい「ナローゲージ」と呼ばれる新幹線の約半分762ミリの特殊狭軌を採用している。
宇奈月から欅平まで20.1キロ、片道約1時間20分、往復3時間弱の路線だが、能登半島地震の影響で9月30日までは宇奈月から猫又駅まで11.8キロ、片道50分ほどの折り返し運行。欅平までの全線開通は10月1日からになる。

















