東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題
TAKANAWA GATEWAY CITYが開業した3月28日、JR大井町駅に直結する複合施設OIMACHI TRACKSもオープンした。駅東口を出て空を見上げると、目の前に巨大なビル2棟がそびえ立つ。最新ビルと対照的なのが、JRの線路を越えた奥に広がる東小路飲食店街だ。昔ながらの路地が連なるこのエリアも、再開発計画のウワサが絶えない。現場を歩いた。
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トラックスにはオフィスや住居を中心に映画館、サウナ、ホテル、カフェ、居酒屋、花屋など約80店舗がテナントとして入る。近未来的な施設を歩きながら、1階に降りると、屋外の芝生エリアが広がっていた。
近くの学校に通う女子高生グループは、「スタバに行ったり、アイスを食べたり、芝生で過ごしたり。ほぼ毎日来ています」と声を弾ませ、寝転んでスマホを眺める若者たちの中にいた男子高校生の一団からは「あの子に声をかけようよ」とナンパの“作戦会議”まで聞こえてきた。犬の散歩をする老婦人もいる。新施設は年齢や性別を問わず、受け入れられていることが分かる。
トラックスを後にして跨線橋を渡ると、東小路飲食店街の看板が見えてくる。東西に延びる200メートルほどの路地は、頭上に看板や配管が入り組み、人がすれ違うのもやっとの道幅だ。そこに向かい合うように居酒屋やバー、スナック、中華料理店などが軒を連ねる。そんな筋が平行して2本。約60軒がぎっしり並ぶ小路は、戦後の闇市がルーツとされ、濃密な昭和の空気が漂う。
近未来的なトラックスと、昭和の面影を色濃く残す東小路。目と鼻の先に並ぶ対照的な2つの空間だが、新名所の誕生は東小路にどんな変化をもたらしたのか。
ある居酒屋の店主は、トラックス開業後について「一見さんは増えた」と話す一方、「あちらはファミリー層や若者、こちらは仕事帰りの会社員や常連客が中心。線路を挟んで向こう側ですし、客層が違う」と、今のところ影響は限定的とみているようだが、さらに話を聞いて回ると、トラックスの建設が進むにつれて、周辺では再開発のウワサが広がったという。


















