著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

長期金利3%へ上昇と騒ぐが…「金利と経済」と高血圧の共通項

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 むしろ現実はまるで逆である。物価が上がり企業の商売が繁盛しているおかげで、政府の懐には過去最高の税収が入っている。さらに足元では「為替介入」という名目で米国債(ドル)を売り、しっかりと差益まで出してウハウハなのだ。

 これが首尾よく、来年から始まる食料品の消費税減税の財源にもなっている。政府は困るどころか、しっかりとソロバンをはじいているのである。

 国債の利払い費が増えるのを心配する声もある。しかし、昔に組んだ住宅ローンと同じで、過去の安い利息が急に高くなるわけではない。

 利息の増え方はカメのように遅く、それ以上にいま入ってくる税金の方がウサギのように速い。なので、とりあえず心配はご無用である。

 本当に気をつけたいのは、テレビや週刊誌の不安あおりに惑わされて、私たち一人一人が「余計な行動」に出てしまうことである。

「財政破綻するかもしれないから、節約せねば……」なんてみんなが萎縮すれば、「合成の誤謬」のワナに陥ってしまう。経済にとって大きなマイナスとなるのだ。

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