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<6>キラキラの同級生に憧れしゃべり方や振る舞いを真似た

 4月になると、新たなスタートを切る季節の風に乗って、風俗の扉を叩く女の子が増える。毎月入院して行う抗がん剤投与の合間に、店長として彼女たちを面接していると、お金目当てだけじゃない若い子と向き合うことがある。

 私もそうだった。昔から人とコミュニケーションをとるのが苦手で、場違いなことを言っては、その場の空気を悪くしてしまうの繰り返し。気が付けば、言葉より体を使ったコミュニケーションを選んでいた。セックスやそれに近い行為の最中は、言葉を使わなくても会話ができた気がした。錯覚でも裸と裸をくっつけ合わせれば意思の疎通が図れた気がして、心地良かった。もちろん接客だから、そうならないことも多いけど、たまにそんなお客さんも現れて、その充足感が堪らなかった。お金を介した空間だからこそ、安全に思え、そこで濃密に人と関わることに依存していた。やっぱり風俗は性にあっていたのだと思う。

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