• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

<6>キラキラの同級生に憧れしゃべり方や振る舞いを真似た

 4月になると、新たなスタートを切る季節の風に乗って、風俗の扉を叩く女の子が増える。毎月入院して行う抗がん剤投与の合間に、店長として彼女たちを面接していると、お金目当てだけじゃない若い子と向き合うことがある。

 私もそうだった。昔から人とコミュニケーションをとるのが苦手で、場違いなことを言っては、その場の空気を悪くしてしまうの繰り返し。気が付けば、言葉より体を使ったコミュニケーションを選んでいた。セックスやそれに近い行為の最中は、言葉を使わなくても会話ができた気がした。錯覚でも裸と裸をくっつけ合わせれば意思の疎通が図れた気がして、心地良かった。もちろん接客だから、そうならないことも多いけど、たまにそんなお客さんも現れて、その充足感が堪らなかった。お金を介した空間だからこそ、安全に思え、そこで濃密に人と関わることに依存していた。やっぱり風俗は性にあっていたのだと思う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    関西圏から勧誘 花咲徳栄の岩井監督に聞く「選手集め」

  2. 2

    12年を経て…リア・ディゾンが明かした「黒船」の重圧と今

  3. 3

    国会議員は7割支持でも…安倍首相を襲う「地方票」の乱

  4. 4

    秋田・金足農の中泉監督が語る 球児の体力と練習の今昔

  5. 5

    逸材ゴロゴロ 夏の甲子園“契約金1億円”ドラ1候補7人の名前

  6. 6

    広島・丸と西武・浅村めぐり…巨・神でFA補強争奪戦が勃発

  7. 7

    スパイ容疑で拘束 北朝鮮に通った39歳日本人男性の行状

  8. 8

    安倍3選確実といわれる総裁選で国民に問われていること

  9. 9

    根尾、藤原だけじゃない 大阪桐蔭ドラフト候補10人の秘密

  10. 10

    【漁業権開放】漁村の資源管理が混乱 生活基盤が崩壊する

もっと見る